糖尿病のケア

糖尿病を早期に発見することは非常に重要です。POCTでのスクリーニングとモニタリングにより、患者との直接の対話が可能になります。

糖尿病を示す兆候は明らかな場合と、はっきりわからない場合や気づきにくい場合もあります。まだ糖尿病と診断されていない人は、何かがおかしいと気づいているかもしれません。

糖尿病と診断されると、個人と家族の毎日の生活が変わることがあります。特定の生活習慣の変化は避けられませんが、適切な治療と指示があれば、ほぼ通常の生活を送ることができます。変化への対応に苦労している間に合併症の不安も出てきます。健康と診断のバランスを取ることで、生き生きとした生活は可能です。患者ではなく人としての生活を続けることが大切です。

医療従事者の立場

早期検出と適切な治療を行えば、糖尿病とその合併症の負担を減らせる可能性があります。このため、プライマリケアでは糖尿病のスクリーニングが欠かせません。診断後は糖尿病患者のための適格な医療ガイダンスとサポートが重要になります。

糖尿病患者のモニタリングで信頼のおけるHemoCueグルコースシステムを利用すれば、すぐにフィードバックが得られます。結果を待つ必要がなければ、医療者と患者の会話が、より実り多く建設的になる可能性があります。合併症の懸念は完全に払拭できないかもしれません。それでも、医療によって早期に合併症の兆候を検出し、進行を遅らせたり、止められるという自信を持つことができれば、少しでも不安が緩和されるはずです。