概要
呼吸器感染症の患者が細菌性なのかそれともウイルス性なのかという不確実な状況は、場合によっては過剰で不要な抗菌薬の使用を助長し、抗菌薬に対する耐性菌の出現を加速させてしまいます。抗菌薬は病気からの回復を早め、命を救うことができるとされていましたが、最近の研究結果では抗菌薬が人間のマイクロバイオーム(人体内の微生物相)のバランスを乱し、害をもたらすことが示されています。従って抗菌薬の適切な使用は医師だけでなく患者にとっての望ましい目標として挙げられます。
本Webinarでは抗菌薬の適切な使用法について説明し、数分で簡単に測定可能な白血球数と分画の結果が、どの患者に対して抗菌薬を投与するかの決定に役立つか、という事例を示します。
1. マイクロバイオームと免疫機能障害に関する抗菌薬の適切な処方の重要性
2. ポイントオブケアによる白血球数と分画の結果が適切な抗菌薬の処方を可能とする事例紹介